蜷川有紀絵画展
『 薔薇のアンドロギュノス 』
2015.2.11 wed – 2.17 tue
於:松坂屋名古屋店 美術画廊
入場無料・会期中無休
人は、なぜ恋に堕ちるのでしょう。
プラトンの『饗宴』をひもとくと
「男と女は、もともとは一つのからだ、四つの手足、四つの耳、
丸い首の上にふたつの顔があり、その顔は、どこからどこまで同様で、
双方は相反する方向を向いていた」そうです。
ところが「ゼウスによって、真っ二つにされてしまった人間は、
互いに自分の半分を恋い慕うようになった」のだと、
アリストパネスに語らせています。
つまり、完全なるものへの欲求と追求に対する名称が
「恋」なのだそうです。
ヴァレンタインのこの季節、人間の原初的な姿で
人間二人が一体となっているもの=アンドロギュノス
をたくさん描いてみました。
他にも、いままで描いた私の多数の作品を
名古屋の皆様にご覧いただけることを心から嬉しく思います。
本展覧会に際し、ご協力いただきました皆様に
この場を借りて心より御礼申しあげます。
「人生は、薔薇のように美しく素晴らしい!」
と、心から思わずにはいられません。
蜷川有紀
【薔薇の朗読会】
2月14日(土)14時〜14時30分
於 美術画廊
蜷川有紀が、リルケ、ジャック・プレベール、堀口大學、与謝野晶子などの
古今東西の薔薇の詩を朗読。
【GALLERY】
【DRAWING WORKS】
個展『薔薇のアンドロギュノス』2015 | 2015 | Art Works | Tags: androgynous, the rose of androgynous, Yuki Ninagawa, ダンテ, 個展, 松坂屋, 芸術, 薔薇, 蜷川有紀, 蜷川有紀、art | Comments (0)