嘉悦大学/短期大学部
ビジネスコミュニケーション学科
 
キャリア・デザイン
『私のキャリア』

2007.1.11 thu. 

嘉悦大学短期大学部でキャリアデザインで
特別講義をさせていただきました。新人女優の頃の体験から現在の活動まで、私自身のキャリアを例に取りながら、コミニュケーション・イマジネーション・クリエーションのお話をしました。授業のあとレポートを拝見し、私自身も励まされたような気がしています。

(於:嘉悦大学/カエツホール) 
※壇上、古閑博美助教授とご一緒に。学生の方々は、みな真摯な気持ちで私のお話を聞いてくださいました。

【プロフェショナルとは?】
「お金を貰った瞬間から、君はもうプロフェッショナルである。」これは、新人女優のときにプロダクションのマネージャーからいわれた言葉です。プロとして恥ずかしくない仕事を提供したい。

【本当の個性とは?】
自分自身を綺麗に見せる為に飾るのではなく、身につけているものを全て取り払い、最高にリラックスしている時、あなたの個性は輝きます。自分自身をさらけ出す事を恐れずに、オープンハートでコミニュケーションしていくことを身につたい。

【コミニュケーションの芸術】
自分が話をするのではなく、どうやって聞くのか、いかに聞くことができるのかそれが重要。 相手の言葉を聞き、自分の中で何かが動く。相手の言葉に、疑問を持ったり、共鳴したり‥‥。聞き手の変化した心を見て、お話をした人も変わる。もしそれがお芝居なら、その変化していく様子を観て、観客の心も変化していく。だから演劇は、コミニュケーションの芸術なのです。

【すべてのモノは、コミニュケーションによって創られる。】
何ひとつとして、コミニュケーションなしに 創られるモノはない。いっけん個人作業のようにみえる小説や絵画にしても、公の場に発表するまでには多くの人が介在している。いま目の前にあるこの小さなペットボトルのお茶でさえ、茶葉を製産している農家のひとから工場で労働している人たち、ボトルのデザインをしている人たち、CMをつくっている人、輸送や小売りの人たち等もの凄い人数の人たちのコミニュケーションによって創られている

【人の内面は、宇宙全体より広い。】
「人の内面は、宇宙全体より広い」いつもこの言葉を胸に役作りをしてきました。人を理解するには、ひとつの言葉の奥にある広い世界をイマジネーションすることが大切。優しさは、イマジネーションから生まれる。

 芸術について
芸術は、自分の感情を自由に描いて良いものである。社会生活をする上では自分の感情を抑え、互いにリスペクトしあい、コミニュケーションをしていかなければならないが、芸術は自分の感情を自由に発散させてよい場所である。果てしのない怒りや憎悪の気持ちや信じられないほどの嬉しい気持ち、耐え難い孤独や悲しみ、誰にも言えないような自分自身の秘密。それらを自由に思う存分、自分のやり方で表現すること。それこそが芸術の使命。だからこそ人間には芸術が必要。だからこそ、芸術を大切にしなければいけない。

 


BY Yuki NINAGAWA

 

 


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