2018年5月に集英社から猪瀬直樹氏との共著『ここから始まる』を上梓いたしました。
一章は、猪瀬氏が書いた対談エッセイ「春よ、来い」、二章はわたしが書いた日記仕立てのエッセイです。詩人の父のこと、海を見ながらいつも語り合う母との会話、演出家の叔父のこと、今まで読んだ本のこと、チョコレートやシャンパン、桜や薔薇の花のことなど。この三年間をぎゅぎゅっとまとめて一年半の物語にまとめました。ある方から編集部に、
「特に『薔薇日和』は、稀有な美しい芸術家が生きている世界の豊かさに『夜半にさぐり打つピアニッシモ』を聴くようでした。才能と才能が出会う僕らとは違う薔薇の宇宙が目の前に降りてきたようでめまいをおぼえながら読み続けました」
という素晴らしいメッセージが寄せられ感激です。
みなさまぜひご一読いただければ幸いです。