蜷川有紀 yuki ninagawa ユトリエ
     

秋陰や心のおくに紅を刺す

     

木々の葉が紅く色づく頃、私の中で何かが鳴り響く。子供の頃に見た夕焼けの色、忘れかけていた情熱、せつないほど恋い焦がれた何かが溢れ出す。素晴らしい人たちとの出逢い、やさしい人の心に触れたこと、めぐり逢ったすべての出来事に感謝を込めて立ち止まれば、色づく木々の葉がまるで刺繍のように私の時間を埋め尽くしていく・・・。 そんな溢れる想いを込めて「錦繍」という絵を描きました。ワコールのPR誌「ユトリエ」09年秋冬号の表紙で御覧いただけます。それから、11月14日 日本文化デザイン塾で「生きていく時間と空間」というテーマで建築家の團紀彦さん、音楽家の千住明さんとシンポジウムをします。http://www.jidf.net/topics/2009/20091021.php
是非、皆さまお誘い合わせのお越しください!11月21日青山学院「アスタジオ」で16時からソシアル・プロデューサーの水野誠一さんと100人トークの進行を努めます。詳細は、スケジュールをご覧ください。

     

2009年11月8日

蜷川有紀

     

※上の写真は、蜷川有紀が描いたワコールPR誌『ユトリエ』の表紙です。(この冊子は、数多くのヒット作を世に出している出版プロデューサー・久本勢津子さんのProduceによるものです~~~。)
【表紙画情報】タイトル: Dreaming Girl -錦繍- 画:蜷川有紀
サイズ:H21×W 22 技法::和紙、岩絵の具、オイルパステル

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